私立中の深海魚にならないためにー夏期講習前に母が学ぶこと【暴走防止】

2018-06-29

そろそろ塾の夏期講習申し込みですね。幼稚園児から20歳過ぎの成人まで、いろいろな年齢の受験生が机の前で頑張る季節がやってきました。娘の成長過程で、見ることができた「幼稚園受験」「小学校受験」「中学受験」「高校受験」後に学校に行けなくなってしまった子について振り返ります。うちだって例外ではないんです。まだこれからどうなるのかわかりません。

母が熱くなる夏期講習は危険信号

たとえ小学校受験でも勉強するのは子どもです。母親のほうが暴走してしまうケースはその後、結構つらいことになりがちです。子どもが塾に通っている間に、エステに行ったり映画見たりという余裕があればいいんですが、ファミレスで同じ問題集を解いたりネットで受験情報をあさったりするようになると要注意!

出揃う深海魚情報と中途退学に不登校情報

すこしだけ教育産業でパートしていたこともあり、希望学校に入学したものの、通えなくなってしまった子を多く知っていました。しばらくそうした情報とは離れていたのですが、最近、いくつか気になる話を聞いて。

夏期講習になる前に、我が子を追い詰めないように、と、これまで見聞きした深海魚&不登校情報を記載します。詳細や学校は少しぼやかして個人が特定できないようにしています。ちょっと長いです。そしてネガティブです。

 

小学校受験て超難関私立大付属に入学したものの放校

家族全員慶応で一族のほとんどが幼稚舎からとか、身内に公立小学校出身がいないとか。世のなかには一般人とは別世界で生きている人たちがいます。この世界で生きる人たちの小学校受験は本当に必死。公立という選択肢はないので、我が子が落ちると病んでしまうお母さんもいます。

また、一部(というか多数)には記念受験も。テストはお絵かきだったり体操だったりもするので、もしかしたら受かるかも…と子どもが年中ぐらいから幼児教室に通い出し…というケース。習い事感覚で通えればいいのですが、だんだんヒートアップしてくると、記念受験であったことも忘れ、我が子を追い込むことになります。チックになったり腕に鉛筆を突き刺したりする幼稚園児もいました。つらいです。

 

有名一族だったり有名スポーツ選手だったり

せっかく有名私立小学校に入学できたとしても、中学時代に成績が振るわず高校から外に出る人も一定数います。有名人の場合は情報も多いので、我が子の出来はだんだんわかるもの。小学校高学年ぐらいから転校を意識し始め、肩たたきも親は織り込み済なんじゃないかと。大学まで行けなさそう、というのはテスト結果や先生の言動からわかるものです。

でも、有名私立小に通えば、有名人の子だからといじめられることもなく、卑屈になることもなく、お金を持ってることでトラブルになることもなく、勉強はいまいちでも幸せな小中学校を過ごせると思います。

高校からは、自分の将来の目的に合ったところに行けばいいんです。両親が歌手だったりミュージシャンなら遺伝子を生かした道へ。親族がスポーツ選手でも遺伝子を生かした道へ。お金持ち一族なら人脈を生かした道へ。

小学校時代からの友達の人脈は大人になったときにプラスだし、他学校に行っても、実り多い人生でしょう。

そうじゃない場合

記念受験でうっかり入ってしまったのに、成績が下位の場合。ここはかなりつらいです。上記のような親を持たない子は、普通に学力で入ってくる子です。昔の華族が優秀な書生を家に住まわせて、場合によっては事業を継がせたり娘と結婚させたりしたように、優秀な遺伝子と知り合うことはお金持ちの家を維持するには必要です。そういう役割の子たちです。

圧倒的な学力で難関私立の附属に入学した場合、普通であれば、そのまま道を突き進みます。ところがわりに、途中で、勉強以外に興味を持ってしまう子もいます。ゲームだったりアイドルだったり。

ネット上で「有名私立大付属 深海魚 不登校」で出てくる子たちです。たぶん、普通に公立小から公立中に進学すれば、かなりの確率で難関私立以上に行けた子が、挫折します。

理由は基本的には勉強しないからです。途中で目が覚めて勉強しだせば、なんとかなります。ただ、何とかならなくなってしまう子も。まず、子どもが目を覚ます前に、母親が暴走します。

高収入のサラリーマン家庭でも有名私立小学校の学費や付き合いは大変です。公立にいって中学受験すれば…という葛藤と戦いながら金銭的な重荷を背負っていきます。それなのに、我が子はゲーム三昧。夏には友達とハワイに行きたいとか言い出したり。

学校から呼び出される回数が増えてくるにつれて、家の中も険悪。場合によっては離婚まで発展することも。

中学受験で合格したものの深海魚に。

親世代の中学受験と今の中学受験は大きく違います。受験層が増えたために学力の差別化を図るためか勉強内容が昔よりも増えています。

そして、登場した「公立中高一貫校」。学費は公立なのに中学で入学すると高校まで行ける、次は大学受験というお得な学校です。これまで中学受験と無縁だった層も、公立一貫ができたことで、中学受験ワールドにはまりこむように。

うっかり入り込むと、泥沼に落ちるのが首都圏の中学受験です。

 

親の代理戦争勃発ー首都圏の中学受験

最初は近くにある中堅の私立中の特待か自転車で通える公立中高が希望…という家庭も多くあります。特待で合格すれば授業料は無料だったり、公立はそもそも無料。

かるい気持ちで近くの中学受験塾の無料体験や無料講習に通いだすと、状況は一変します。以外とできる我が子、また思ったよりできない我が子、どちらのケースでも親は暴走します。

  • 出来る子の場合は、より難易度の高い学校を目指して、塾に大金を支払うように。
  • 出来ない子の場合は、こんなんじゃ将来が…と塾に大金を払うように。

偏差値50の時には55の学校を、55に偏差値が上がると60の学校を、60に上がると70の学校を…と希望校の偏差値もどんどん上がるので、子どもは成績が上がればあがるほど負荷が増します。

親も大金をつぎ込むようになり、また、同じ塾のクラスメートの成績が気になるように。実際に子ども同士は相手の成績を知らなかったりするのですが、親は違います。あの家族より高みを目指して…という競争心が生まれると母の心は暴走。

高みを目指した結果が不登校

わりによく聞く話です。もともと賢い子に多いケース。どんどん成績が上がる子に期待をして、親は大金を受験につぎ込みます。大手の中学受験塾にプラスして、個別塾や家庭教師をプラス、追い込み時期には更にプラス…。

合格した場合

余力があって授業について行ければ問題ないんです。しかし、メインの塾のみで習い事を平行して入学してくる子も多くいます。要領がよく暗記も簡単にできる子たち。学校の授業を簡単な予習復習でこなしていきます。ところが個別や家庭教師を足して入っていくと、そのスピードについていけません。家庭教師を足せばなんとか…という状態。一人では無理。例えれば、50メートル7秒で走る子になるために、自転車に乗ってしまったんです。ずっと自転車に乗り続けなければなりません。

不合格の場合

わりに幸せになる子もいます。学力相応のところに入学して、勉強に部活にとエンジョイできるケースです。ただ、これも親次第。

「あんなところにいって恥ずかしい」

「あんなにお金をつかってここしか…」

と親が愚痴ばかりいうと、子どもも学校を愛せなくなります。同級生をバカにしたり見下したりしているうちに、中間テストが始まり、順位が出て…。

周りを小ばかにしているのでたいして勉強もせずに、臨んだテスト。下位に近い順位に自尊心が崩壊して、学校に通えなくなることも。

 

通いたい学校と通える学校

中学受験では、偏差値が上がると、志望校も上がる…ので、常に不合格の危険性があります。通いたい学校だけでなく、自分の子の成績で通える学校も見つけて、しっかりとその学校を子どもの前でほめることも大切。中学受験後の不登校は体調の不調も多いですが、家族が引き起こしていることも多いので、暴走しないよう注意することが今の時期、大切になります。

 

高校受験は燃え尽き症候群と親の財政に注意!

小学校受験、中学受験、高校受験とすべてに参戦している家族が多いのが都内の特徴。小学校受験で筑波大付属やお茶の水付属を受けて抽選で泣き、中学受験で難関のみを受けて及ばす、高校受験でリベンジという人たちです。

 

大学受験で戦えない人も

こういう家庭は高校受験では付属校を狙わず、都立難関が第一希望。運よく受かる人もいれば落ちる人もいますが、どちらにしても大学で再受験です。めざせ東大!です。

先日仕事先で出会った女性が正にこのケースでした。すべて参戦したの、と笑ってました。3年ごとにやってくる受験にどこまで戦えるのかは、個人のモチベーション次第。高校受験で燃え尽き症候群となり、大学は不本意ということもあるようです。

 

予想外の出費に頭を抱える親も

所得による私学助成金が出ることで、これまで公立を選んでいた家庭も私立を選択する時代になりました。とくに大学受験のない有名大学付属高校は人気。公立高校プラス塾代よりも、塾いらずで大学に行ける付属校がお得という考え方は分かります。

大学付属高校は学費が高い!

大抵の大学付属は学費が高いんです。不思議なことに。大学の入学金や学費も入るし学校法人の規模も大きいので学費は安いかと思いきや。学費の安い私立高校プラス塾代ぐらいです。

私立は制服も修学旅行も部活も高い!

制服は有名デザイナーだったりデパート仕立てだったり。また靴下やカバンといったものも指定があり高額なことも。修学旅行も海外にいったり。その他の宿泊行事も多くあり、予定外の出費が多いのも私立の特徴。部活も良い道具をそろえるので、結構なお金がかかります。

結局塾も必要

希望する学部に通うためには学内の順位を上げなければならず、内部対策の塾に通う必要も。この内部対策塾はその学校に特化しているため、ターゲットが小さな塾。高いです。

定期テストで肩たたき候補になろうものなら、もっと塾代はかかります。

 

 

 

夏期講習まえに再確認!

子どもの幸せってなに?って自問自答して夏期講習に申し込みを!

勉強するのは親でなく子どもなんですが、だんだん自分が受験するような気持ちになってきます。

「私が若いころなら、もっとできる」

「私が若いころなら、もっと寝ないで勉強する」

「私が若いころなら…」

私も昨年同じ気持ちを持ちました。ただ、私はすでにアラフィフ。私の若いころは、記憶のかなたにあって、かなり美化されています。よくよく考えると、

「わたしも、できてない」

です。

その後悔が、

「私ができなかった分も娘に…」

ってなっちゃうんで。気を付けないと。親の関与はほどほどに。自戒。

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