日大アメフト問題で考えるスポーツ特待生と奨学金制度

日大アメフト部の悪質タックル問題。加害学生が記者会見をすると聞いたときに、とても不安な気持ちになりました。しかし、実際の会見で加害学生の真摯な態度を見て、ただただ涙。うちの子だったらと考えると、あんなに立派には話せません。

 

スポーツで優秀な子供を持つ親の苦悩

 

今回の学生は日大豊山高校から日大。アメフトを始めたのは高校からとのこと。日大豊山に入った経過はわかりませんが、体格の良い選手なので、子どもの頃から何らかのスポーツをやっていたようにも見えます。

高校から日大なので、どこの大学を選ぼうかという選択ではなく、エスカレーターで日大に進学したのだと思います。

スポーツで秀でた子どもには、中学に上がるとき、高校に上がるとき、大学に上がるとき、とそれぞれの節目でスカウトから声がかかります。

スポーツ特待生として、入学金も学費も奨学金制度で無料という生徒もいます。

私立中学でスポーツ特待生

私立中学に入学した友人の子は、部活で使う用具もすべて支給されていました。

ただし、修学旅行代学内のイベントは、私立中は公立より高いです。定期代もかかるし付き合いの派手なので、おかあさんはお金の工面に苦労していました。

 

どんな事情であれ、そのスポーツができなくなると奨学金は打ち切りです。怪我で選手生命が終われば一般生徒と同じ扱いになります。

その子はとても優秀だったので、学内の成績もよく、しっかり勉強すれば学習面でも奨学金が得られそうでした。そういう学校を選んだんだそうです。

 

「本当に良かったのか…」

公立中学に行き、学力に見合った公立高校に通ったほうが、心から打ち解けることのできる友人に出会えたのでは?

この子は、まだ大学生ではないんです。でも、優秀な子なので、たぶんスポーツ推薦で有名大学に合格できると思います。

 

私立高校でスポーツ特待生

私立中学よりもよく聞く話です。スポーツで全国の実績があったり都大会でスカウトされた子たちは、自分の持ち偏差値よりかなり上の学校に入学していきます。

特別優秀な子が選ばれると思っていましたが、クラスに数人もスポーツ推薦で高校へ進学していきました。かなりの青田買いです。

地方の強豪校や強豪校を目指す学校に入学、寮生活という子も複数いました。

特待も、能力で差をつけられることも。学費も部費も用具代も遠征隊費用も無料という子もいれば、学費は無料だけど用具代は自費という子もいるという、かなりシビアな学校もあります。

 

中3で決めるので、子どもの意志もしっかりしていて、怪我さえなければ入ってから3年間頑張れる子が多いようです。

どこの高校に行ったかで大学が決まってしまうこともあるそうです。それぞれに系列があって、系列外のライバル校には進学できないこともあるようなので、事前調査は必要ですね。

 

私立大学でスポーツ特待生

高校もスポーツ特待でそのまま大学へというケースが多いようです。陸上の特待で大学を出た人を知っていますが、一般受験は一度もしていないと言ってました。某有名大学卒です。今は社長さんです。

大学スポーツ強豪部にいれば、その道でプロになる道の他に、有名企業への就職という道も。

だいたいOBが体育会気質全開で企業内でしっかりとした地位を作ってくれているので、そのレールにのるだけです。

 

  • 大学生の知人から聞いたけどアメフト部って就職活動にめちゃ有利
  • 大手商社はアメフト部多い。体育会枠でもあるんかなぁ。

は街の声。

大学の体育会は、人生の生涯年収の上限を決める場所。上位企業には入れれば、それだけ年収も上に行きます。

・・・になっても辞められない

奨学金で大学に入っている学生であれば、スポーツを辞めたら学費の負担を親に強いることに。

重いです。

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