帰国子女の中学受験と不登校…結構、通えない子の話、聞きます。

子が女子なので、主に女子の帰国子女についてです。だいたい、小学校5年で帰国して中学受験塾に通う子が多いように感じます。今は「帰国子女入試」も多いので、選び放題って感じですが、入ってから馴染めるかが問題。

公立小学校で浮き上がる帰国子女…いじめとも異なる疎外感

教育熱心かご家庭は、まずエリアを決めて公立小学校に転入してきます。帰国生を多く受け入れているエリアで中学受験が盛んなところ。こうした小学校では両親の片方が外国人という子も多いので、わりに馴染みやすいように、一見、見えます。

しかし、転入した子はうっすらと疎外感を感じるようです。日本の小学校には、「空気を読む」という帰国生にはハードルの高い難関があります。

学芸会の主役に立候補するのも、文化祭の実行委員に立候補するのも、「楽しそう」と思えば、帰国生は「はーい」と手を上げます。

しかし、実際には、手を挙げていない子に内定していたりします。後から「これは〇〇ちゃんが向いているから」と言われ、内定者は仕方なく手をあげて…という日本っぽい立候補です。空気が読めない帰国生はあとで「ちょっとね」と言われたり。

でも、疎外感はあっても陰湿ないじめには発展しにくい。こうしたエリアの公立小学校では、「内申重視」の都立中高一貫や国立中学に進学したい子も多く、いいめどころではないからです。

私立女子中学…最難関と実績校と中堅の深くて深い河

成績が良い子の場合、最難関に勧めれば帰国生は多いです。両親とも東大で北米生まれとか、普通にいます。

また、風変りな子も多いので、「変わっている」「空気が読めない」ことは普通です。

学校によっては規則が厳しく、「学校と合わない」こともあるでしょうが、生徒同士ではなんとかなるようです。

英語が飛びぬけてできる場合は、帰国生の受け入れに早くから取り組んでいた学校があります。名前を出しちゃうと、頌栄とか洗足学園とかです。どっちも最初は大変だったようですが、今はノウハウもしっかりあるし、何よりも先輩帰国生の情報交換がしっかりあります。「〇〇はだれだれさんの子が入って××だった」という前情報があるので、ミスマッチは少ないようです。

問題なのは、最近になって「帰国生入試」に力を入れだした中堅女子。ほどほどに規則も厳しく、しつけもしっかり、女子教育も勉強も…という私立中学は最近、偏差値を落としていて大学入試で苦戦しています。そこで、勝ち組の 頌栄とか洗足学園 を見習い、帰国生入試を取り入れているわけですが…

ある学校では、ほぼ全入でした、帰国生。英語圏でない子も全入だったので、英語が話せない子も帰国生で合格しています。

そんな状態なので、「帰国生ってどんな子?」とわからずに「英語以外の学力」もわからずに合格をだしている学校もあります。

私立中学で学校になじめないと、取り返しがつかない

自分の意見がしっかりあって個性もある、だから今後の大学入試向きといわれる帰国生ですが、中堅の女子高のわちゃわちゃした感じ…トイレも一緒、空気を読んで自己主張しない、わかっていても分からないふり…みたいなことになじめず、クラスで浮いてしまうことも。するとイジメの対象となり…なまじ気持ちが強いだけにイジメにも屈せず戦い…そして、よりいじめられるという悪循環が。

みんなに「いぇーい、よろしく」って、タイでの雰囲気のままガンガンあいさつしちゃったんです。伝統的な学校だったので、悪目立ちしちゃったんでしょうね。
 そこからは「いじり」の対象になっていきました。明確ないじめではなかったと思いますが、ジワジワと自分の居場所がなくなっていく感じというか、異物として扱われていく感じに傷つきましたね。

全国不登校新聞社 http://www.futoko.org/

海外から私立女子中高に入学して不登校になった方の体験談が載っています。

また、帰国子女ではないですが…

陰口や悪口はエスカレートし、私と話していた子たちも距離を置くようになりました。学校に行きたくないけど、いじめられているのを認めたくないし、恥ずかしくて、誰にも言えませんでした。学校に行くと気分が悪くなり、トイレで吐いていると、「ウケる、あいつまた吐くんじゃね」という声が聞こえてきました。

自殺考えた中川翔子さん「生きていて良かったと思える日が必ず来る」

読売新聞の中川翔子さんのメッセージです。

お二人とも、伝統校といわれる私立女子中高一貫でのいじめ体験を書かれています。保守的な校風は、いじめが起こったときに、「いじめた側」でなく「いじめられる側」を学校の敵とみなす…という体質が。

成績が伸びない場合は、公立中⇒高校受験も視野に入れて中学選びを

不登校になると、私立は公的な援助はないに等しいです。しかし、公立であれば、地域の教育委員会が手助けしてくれ、高校進学も可能となります。

私立中学で不登校になった場合は、高校にはあがれます。しかし、高校で通わないと外部に出されます。

「英語ができる」というメリットがあるのなら、英国数の三教科受験となる「高校私立受験」は帰国生にメリットがあります。

伝統女子私立中高って、やっぱり帰国生の価値観と相入れない部分あります。

説明会では「大丈夫ですよ」って必ず言いますが…

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