「学校に行きたくない」は本当に「些細なこと」が理由なの?
先日、ある学校で先生が「不登校の子は些細なことで学校に来れなくなることが多い」という言葉。さて、本当に些細なことなのか、結構、深刻な理由があるんじゃないの?と疑わない学校が怖い。

些細なことで通えなくなる子が多いですBy 担任教諭
まだ教師になって数年、不登校児を見たのは数人。だけど、「いじめであるケールはまれ。思春期の些細なこだわりが…」と言い張る先生は多いです。
「そうかな」
先生が言うなら、そうかも、親も思ってしまいます。実は深刻ないじめがあっても、今は大人が気が付かないところ(SNS等)で進行するので、学校側が証拠をつかむことはまれ。
先生自体、SNSを使いこなせてないので、まず、知ることすら面倒。だから、「今の子は些細な事で…」に逃げるんです。
「さて、些細な事って…」
・家族がいった何気ない一言
・友達が言った何気ない一言
・学業や部活、家庭のトラブル・・・
本当にそれだけ?って疑問符を持つと先生の仕事が増えてしまうので、先生方はそこは見ないように。
いじめじゃないわよ、きっと学校に疲れてるだけ、すぐに通えるようになるわ
By いじめっ子ママ
実際に言われたそうです。子が学校に通えないんだと相談したときに。たいだい自分の子が何をしたかはわかって…ですかね。
何もない、ただ学校に行きたくないだけ By 不登校になった子…
だいたい理由を言わない子が多いです。いじめに負けたと言いたくない、いじめというより脅迫で言いたくても言えない、事実を告げて親を悲しませたくない、仕返しされたくない…等々。
学校に行きたくないと言われたら、どうするのか…
ずる休みなのか、深刻な問題があるのか、その境目って難しいです。ずる休みでも人によってはずるずると不登校になってしまうケースもあります。ゲームがやりたい、ネットにはまっている、過食拒食など何かに依存している場合。ただ、この場合でも病んでいるのは事実。
無理に行かせて後悔したくない…その気持ちから「ずる」なのに休ませてしまったら‥
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でも、いいんじゃないかと、休ませても。まずは1日。で翌日は学校に行けるか話し合う。休みが続くと行きにくくなること、その場合のリスクについてしっかり話す。そこで学校に行ける子は大丈夫。通えます。
・進学の選択肢が狭まること
・卒業式や文化祭などのイベントにも出れないこと。
・他の友だちとも疎遠になる可能性があること。
でも、それでも通えない子は、通わせなくても…と。で、家に引きこもりにならないよう、外の世界を作ってあげること。
親も仕事があって大変だと思いますが、ここは無理にでも有休を消化して、子に寄り添うときです。
育児休暇が2回あればいいのに…
子どもが10代になって、なんらかのトラブルになったとき、育児休暇がとれればいいのに…と思います。新生児のときは保育士でも祖父母でも子育てできますが、この時期は親だけなんですよね、子に寄り添えるのは…。
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